リソース
概念:リソースライブラリ
Vectorworksアプリケーションでは多くのリソースライブラリを使用できるほか、カスタムライブラリを追加することもできます。リソースマネージャの(左側にある)ファイルブラウザペインから、リソースライブラリに簡単にアクセスできます。さらにすばやくアクセスするには、頻繁に使用するライブラリを「お気に入り」に指定します。
リソースセレクタも同様のブラウザペインを備えており、使用する時点でリソースライブラリにアクセスできます。たとえば、属性パレットでラインタイプリソースを参照したり、植栽ツールのツールバーで植栽スタイル(Vectorworks Landmarkが必要)を参照したりできます。
リソースマネージャでもリソースセレクタでも、ライブラリリソースをファイルブラウザペイン内のファイルにドラッグすると、ファイルを簡単に取り込むことができます。リソースマネージャから、ライブラリリソースを図面に直接ドラッグすることもできます。
リソースマネージャやリソースセレクタを使用すると、オンラインでコンテンツを確認でき、必要なファイルはオンデマンドで自動的にダウンロードされます。主にオフラインで作業していて、コンテンツをローカルで使用したい場合は、これらのライブラリをインストール時に追加するか、または(ヘルプ>オプションライブラリ(ダウンロード)を選択すると開く)Vectorworks Package Managerから、いつでもダウンロードできます(Vectorworksのライブラリをローカルでインストールするを参照)。
プレミアムライブラリ
Vectorworks Service Selectの契約者であれば、Vectorworksアカウントにサインインして、契約者限定のコンテンツライブラリにアクセスできます。アプリケーションウインドウの右上隅にあるサインインボタンをクリックするか、リソースマネージャのプレミアムライブラリセクションの下にあるサインインリンクをクリックします。
プレミアムライブラリを表示させたくない場合は、環境設定のその他ペインでプレミアムライブラリを使用する設定を無効にします。環境設定:その他ペインを参照してください。
Vectorworksライブラリ
Vectorworksライブラリは、すべてのユーザーが利用可能です。新しいVectorworksバージョンに移行するたびに、そのバージョンの1つ前の契約者限定プレミアムライブラリがこのカタログに移動します。定期的に新しいライブラリの追加も行われます。ライブラリカタログが未更新の場合は、Vectorworksを起動するとアラートが表示されます。更新またはダウンロードして更新をクリックすると、ライブラリが最新の状態になります。
使用可能なライブラリは、ライセンスされているVectorworks製品によって異なります。ファイルは専門分野や題材ごとにまとめられています。
Vectorworksライブラリには、3つのカテゴリがあります
デフォルトライブラリ:標準リソースには、ソフトウエア内の複数の場所からアクセスする属性、テクスチャ、文字スタイルなどのリソースが含まれます。標準リソースライブラリは、リソースマネージャおよびリソースセレクタや、文字ツールのツールバーにある文字スタイルリストなど、Vectorworksアプリケーションのさまざまな場所で使用できます。
これらの場所でVectorworksの標準リソースを表示させたくない場合は、環境設定のその他ペインでオプションライブラリを使用するやオンラインコンテンツを使用する設定を無効にします。ただし、オプションライブラリを使用するを無効にすると、ほとんどの標準リソースやオブジェクトスタイルのコンテンツが使用できず、多くのツールが適切に機能しなくなります。環境設定:その他ペインを参照してください。
オブジェクトスタイルライブラリ:このコンテンツには、ドア、植栽、データタグ、および図面枠ツールなどのVectorworksツールで使用する設定済みスタイルが含まれます。このコンテンツは、ツールを選択するとリソースセレクタから使用できるようになります。
オブジェクトライブラリ:これらのライブラリには、建築設備、照明器具、および植栽など、図面にそのまますぐに配置することができる大量の類似コンテンツが含まれています。ほとんどのコンテンツはシンボルとそのコンポーネントで構成されており、一部のライブラリにはメーカーのカタログコンテンツが含まれています。
ユーザー/ワークグループライブラリ
カスタムリソースライブラリを独自に作成できるほか、Vectorworks Design Suite製品をインストールしている場合は、ワークグループでカスタムライブラリを共有できます。リソースマネージャ、リソースセレクタ、またはソフトウエアでの使用時に表示されるリソースリストからカスタムファイルにアクセスするには、Vectorworksライブラリで使用しているものと同じライブラリフォルダ構造とフォルダ名を使用して、ユーザーフォルダまたはワークグループフォルダ内のフォルダにファイルを配置します。カスタムリソースライブラリを作成するを参照してください。
カスタムライブラリファイルを追加または編集後、リソースマネージャでユーザーライブラリまたはワークグループライブラリの見出しを右クリックして、更新(または、アクションメニューのライブラリを更新)を選択し、Vectorworksでファイルを使用できるようにします。